2020.06.12 COLUMN

BASEはなぜインフルエンサーブランドに重宝されるの?

by 深地雅也

こんにちは、深地です。

僕のお知り合いの製本テープさんが上記のような事を仰られていました。ECサイト制作は、依頼する会社によって見積もりが大きく変わります。カートシステムはどれを使ったらいいかわからないし必要な機能も不明、、という方は多いのではないでしょうか。ECCUBEだと開発コストが結構かかるから、機能面と費用のバランス考えてshopifyにしようか?いやいや、futureshopが日本のサービスとの連携が豊富だからこっちの方がいいのでは?などなど、日々EC担当者の頭を悩ませている事でしょう。

上記ツイートにも出てきておりますBASEStores.jpというカートシステムなんですが、こちらは無料で使用可能。そのせいか、安かろう悪かろうのイメージが付いているのだとか。もちろんお金をかければもっと充実した機能を付随させる事は可能でしょうけど、それが必要な局面というものがございます。BASEやStores.jpを使うケースはブランドの初期フェーズが多いと思うのですが、その局面では十二分に活用できる機能が揃っているでしょう。特に集客が担保されているインフルエンサーブランドは、よくBASEを使っている印象があるのですが、どういった機能が重宝されているのか見ていきましょう。

 

販売期間設定

インフルエンサーのブランドは、ソーシャルで日程を告知して集客→販売という流れが多いので、あっという間に売り切れるのですが、インフルエンサー側は仮に売り切れなくとも「この期間でしか買えない」という要素を重視します。だからこそ、その時間に顧客が集まり、一気に売り切れるという現象が起きやすい。また、受註発注型のブランドは一定期間商品を公開しておき、その間に入った受注分だけを生産する、という形態を取っていたりします。その場合に重宝するのがこの「販売期間設定」ですね。これはどのカートシステムでも付いている機能なのですが、普通のブランドではアップする予約はしても消える設定はあまりしません。そんな訳でインフルエンサーブランドでよく使われている印象が強いのです。

 

シークレットEC

リピーターや特定の顧客に向けてパスワードを発行し、その人だけを招待できる機能。販売期間設定でも同様なのですが、やはり「限定」という言葉にみんな弱いのでしょうか、特定のユーザーだけが入れるショップというのは飢餓感を煽る事が可能です。結果、ブランドのファンを増やす要素にもなりますし、ユーザー側もわくわくしながらお買い物を楽しめます。他のカートシステムではこの機能が付いていない事もあり、新たに実装する必要がありますのでお金も手間もかかるのですが、これが無料で付いているというのはありがたいですね。

 

豊富な決済

通常、カートの決済は「決済代行業者」と契約が必要になり、初期費用とランニング費用が発生します。もちろんBASEも売れた分からランニングで手数料は引かれますが、導入が無料の割りにメニューが豊富なのです。決済代行業者を通す場合、メニューが増えるとその分、費用も上がる事があります。それが初期から無料で実装されているのは超お得。ユーザー属性によって決済手段は大きく変わりますから、豊富なメニューから選べるのは事業者側からすると非常に嬉しいのです。特にインフルエンサーブランドは決済方法全てを選択すると様々な弊害が起こってしまう事もあり、運営テクニックが試されるポイントでもあるのです。

 

メルマガ・レビュー・予約販売

その他、普通なら費用が発生するのに無料で使えるお得ツールは「メルマガ」「レビュー」「予約販売」でしょうか。メルマガ機能はどのカートも付いてはいますが、画像付き、つまりHTMLメールが誰でも簡単に送れるのは大きなメリットでしょう。

(画像を差し込み、文言を入れるだけで作成可能です。)

これ、本来なら雛形を作るだけでも費用は発生しますし、毎回画像やURLを差し替えたりするのも技術が無い人がやると結構手間です。(コードは触れないのでパラメータ設定はできません。)同様にレビュー機能にしても予約販売にしても、初期から実装されていない場合がありますが全て無料。むしろ、このあたりを無料にされると他のカートにのせ替えた際の費用に驚いてしまうのでは?と思ってしまいます。

 

他にもたくさん機能はあるのですが、特に重宝されているのがこのあたりでしょうか。ECをスタートする前に「どの機能が必要か?」を想定しておくのは難しい事ではあるのですが、始まってみると意外と必要な機能がたくさんあって、お金も手間もかかるケースが多いです。そういった事も踏まえると、初期フェーズにBASEやStores.jpで運用に慣れておくというのは合理的です。無料だからスタートするハードルは低いですし、カートをのせ替える際に「どういった機能が必要か?」がわかってきます。個人的には情報設計・コンテンツ・CRMあたりはまだまだ弱い気がしていますので、その領域が必要になってきたらリニューアルする、という感じでしょうか。

アパレルECで初期に結構な費用をかけてECサイトを構築し、ほとんど売れず回収の目処が立たないという状況は何度も見てきました。結局は、BASEで売れないものはshopifyだろうがECCUBEだろうが売れません。特にインフルエンサーブランドはフォロワー以外にはほぼ売れませんので、ソーシャルパワーがある事が前提になりますね。多額の費用を投下する前に、自店はBASEでも売れるのか?を考える事は良い試金石になるかと思います。

 

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