2020.02.26 COLUMN

効率的にインプットしたい!ファッション情報の集め方

by 深地雅也

こんにちは、深地です。

普段からファッション情報は片っ端からインプットしようと試みている筆者ですが、若い方々からよく「どうやってインプットしたらいいのでしょうか?」という質問を頂きます。

そもそもインプットって何か目的があって、それに対して実行していくものだと思っているので、各々インプットする方向性は違っていいのではないか、と思うのですが、皆様まだ明確に目標が無いのかざっくりと「ファッション分野」について詳しくなりたいという希望でしょうか。

そんなニーズにお応えすべく、今回は平たく「ファッションビジネス」というカテゴリーでインプットしたい方向けに、筆者のインプット方法について記載してみたいと思います。

 

トレンド情報を取得したいなら

筆者が従事する業界は「クリエイション」の情報がそこまで詳細に必要ではないのですが、それでもざっくりしたトレンド情報は求められます。「20SSのJWアンダーソンのクリエイションが」とか、特定のデザイナーのコレクションに対してイキって言及はできませんが、シーズン毎に何が流行しているのか、これだけを効率良く知っておきたい方に向けては下記がオススメです。

 

MODEetMODE

上記はモードエモードというコレクション特集をメインにしたファッション雑誌。年間4回の発刊でプレタポルテコレクションが2回、オートクチュールコレクションが2回という内訳になっています。(共にSSAWのタイミングで発刊)これ、単に雑誌からコレクション情報をインプットするってお話ではありません。このモードエモード、シーズンごとに「トレンドエクスプレス」と称してブランドを横断した共通点を紹介してくれているのです。大体毎シーズン、3~4カテゴリーに分けられているので把握するのはとっても簡単。筆者は電子版で購入して、スクリーンショットを撮ってiPadの壁紙にしています。まずは事前にこの情報を頭に入れておき、そこからシーズンに突入したら店頭を回ります。

全部が全部、このトレンドの枠にはまっている訳ではありませんが、それでも「このブランドはトレンドに迎合してきたな」とか、「この店は全シーズンの生地が余っているのかな?」とか、それぞれの特徴が見えてくるのです。何事もインプットする前に、頭の中にフレームワークがあると効率が上がりますので、「モードエモード閲覧」「店頭」というルーティーンはトレンドをざっくり把握する上で重宝しています。

 

ブランドを深掘りしたいなら

特定のブランドの事をちょっと深掘りしたい、なんていう時にはファッションメディアの活用がオススメ。情報が膨大にあるファッションメディアですが、検索意図が明確であれば下記のようなインプット方法も可能です。

・ブランドの設立から今までのざっくりした経緯を知りたい場合

「(ブランド名) ファッションプレス or ファショコン通信」で検索してみましょう。この二つのファッションメディアは非常に多くのブランド情報が掲載されていますから、店頭や雑誌で知らないブランドが出てきた時に重宝します。

 

・ブランドの過去のニュースを知りたい場合

「(ブランド名) ファッションスナップドットコム」で検索し、1つ記事を選択してクリック。

(試しにディーゼルで検索)

記事の下部に「タグ」でブランド名の記載があるのがおわかりでしょうか。こちらをクリックしますと、

このように、そのキーワードで括られた記事一覧がずらっと並びます。これを見るだけで時系列でそのブランドに起こった事件だったり、プロモーション事例だったり、新作・コラボの発表などがわかったりします。

 

・ブランドの業績や今後取り組む施策について知りたい場合

上場企業に絞られますが、ブランドの取り扱い企業のIRを見ると詳細な情報が出ています。

店舗の推移や売上の状況も公開されてますし、

決算説明会資料を見ればビジュアルでブランドの様々な施策を確認する事もできます。決算は年に2回~4回。余程、大きい会社でもなければ年間に4回も説明会資料をアップロードしませんので、そこまで頻繁にブランドの情報に噛り付いておかなくても詳細を確認する事は可能です。要所を抑えておけばブランドについて詳しくなる事もそれほど難しい事ではないのです。

 

自分なりの「キュレーター」を見つける

あと、自分に足らない情報を補完したい場合、視点の違うキュレーターを観測しておくのもいいでしょう。例えば筆者のような中年男性は、レディースファッションのショップをまじまじと視察するのはやはり気が引けます。その場合、レディースファッションについて情報発信してくれているソーシャルアカウントをフォローしておくのです。ブランドを横断してレコメンドしてくれるので非常に助かりますし、こういったアカウントはファッション感度も高いので、これから売れそうなブランドのヒントをくれる事もしばしばあります。

Instagramでは高感度セレクトショップやバイヤー、海外の百貨店をフォローしておくと、まだそこまで認知されていないブランドでもプッシュしている場合があります。こういったところから、新しい情報も収集可能です。

Twitterは個人が多いですね。ファッションに詳しい人ってそれなりにフォロワー多い人ばかりなので、ここは皆様、同様の手法でインプットしている様子。ポイントはブランドからの情報発信ではなく、あくまでキュレーターを自分なりに選定する事です。その方が圧倒的に効率が上がります。ブランドそれぞれをつぶさに見ていくのって時間も労力も相当かかってしまいます。時間効率を考えるならキュレーターを見つける方が早いのです。(「素材関連」とか「販売」とかジャンル分けしていると便利です。)


上記が筆者のルーティーンになります。インプットは自分に合ったやり方がありますから、他人の手法が合うかどうかはわかりませんが、良かったら一度お試し頂ければ幸いです。これらのインプットした内容をTwitterでアウトプットする事で、記憶にも残りやすく、またメモとしてインターネット上に保管する事が可能にもなります。(「from:(ユーザーネーム)キーワード」でTwitter検索すると自分のツイートも簡単に検索できます。)良質なアウトプットはインプットの量から生まれるので、ぜひ日々のインプットを効率化してみてください。

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