2019.09.25 COLUMN

マレーシアの大型商業施設にて、ファッション市場を調査してきました

by 深地雅也

こんにちは、深地です。

お仕事の関係上よく東南アジアに行くのですが、今回はマレーシアに行ってきましたので、ファッション市場について簡単に調査してきました。

マレーシアは人口が3200万人と、東南アジアの中では比較的人口が少ない方なのですが、国土が日本とそう変わらないくらいあるので、商業施設も大型なところが多く、1つの商業施設の中に低価格ブランドからラグジュアリーまで全て網羅されていたりします。

香港やシンガポールでも同様ですが、こういった大型施設はインバウンド向けでもあるのでしょう。平均気温が30度近い国なのですが、店頭では秋冬物が並んでいるのも珍しくありません。

観光客も毎年2500万人以上が訪れる観光大国であり、印象としては市街はシンガポールとそう変わらないくらい発展しているという印象を受けます。

余談ですが、現地の人でも好んで長袖を購入するケースもあり、何でも長袖はホワイトカラーの象徴なんだそうです。(クーラーが完備されている場所で仕事ができているからだそうです。)人口の割りにGDPも非常に高く、成長率も毎年5%前後で推移。物価に関しても日本よりちょっと低いくらいかな?といった肌感覚でした。

市街を回った印象としては下記が挙げられますね。

 

親日国家

商業施設内に日本のブランドが多く見られる訳では無いのですが、ところどころに日本語表記が見られたり、飲食店でも日本食の取り扱いが多かったりと、非常に親日な印象を受けます。歩いていると日本語の歌が普通に流れてきたりするくらいですね。

日系企業で特に目立ったのは、ユニクロ以外では伊勢丹の進出でしょうか。店内はそれほど賑わっていなかったので売れているという印象は無いのですが、マレーシア国内のデザイナーズブランドを取り扱っていたりと、意味のある取り組みが成されているのではないでしょうか。

こんなストリートもあるくらいで、すき焼きのお店に長蛇の列までできていました。

 

人種がとにかく多様

街を歩いていると、とにかく多様な人種の人々を見かけます。マレー系以外でも、インド系・中国系の方をよく見かけますし、

人種も多様なのですが宗教も多様なようで、こういったヒジャブのファッションを取り扱うショップが商業施設内に普通に展開されています。食文化も様々な物が入り混じっており、ホテル内のレストランも中華・マレーシア料理・タイ料理など様々な国から選べたりします。

 

現地のファッションブランド

商業施設の中の多くは、誰もが知っているような海外ブランドが多く立ち並んでいるのですが、マレーシアを代表するブランドをいくつか見かけたのでご紹介しておきます。

PADINIグループ

一番多く見かけたのがこちらのグループ。PADINI HDというファッションブランドを運営するグループで、2018年の通期決算で436億円を売上げています。店舗も国内外に200店舗以上展開しており、まさにマレーシアを代表するブランドと言っていいでしょう。

どこの商業施設に行っても、このグループのブランドを見かけるほどです。価格も非常に安く、1000〜2000円でワンピースが買えてしまうくらいの価格帯。

(こちらはBRANDS OUTLETというショップでTシャツ3枚で1300円くらい)

売り方で多かったのは、1点購入したら1点が無料になる方式。日本だとForever21がよくやってる手法なのですが、こちらでは当たり前のようにどのお店でもやってます。

アジアのSPA

ユニクロやZARA、H&M以外ではアジアのSPAが目立ちました。韓国のSPAであるミッソや香港発のブランドであるジョルダーノなど、日本ではあまり見かけない(撤退した事もあり…。)アジア勢が目立つのも特徴の一つでしょうか。こういった展開もあってか、マーケットが非常に多様な印象を受けます。

東南アジアには必ずと言っていいほどある模倣品も一部見かけましたね。(筆者が見かけたものは大体クオリティが低かったのですが。)BAOBAOの模倣、本当多い…。

 

個人的な感想ですが、アジアのマーケットって日本のトレンドとは違って、ビッグシルエットやエフォートレスな印象のアイテムって少ないと思ってたんですが、マレーシアでは日本のトレンドに近いイメージの物も多く展開されていて、アジアの中でも異質な印象を受けました。

(こちらのブランドは主にシンガポールとマレーシアで展開されています。)

日系アパレル企業はもっと進出してもいいと思いますので、今後の展開に期待したいですね。現地からは以上です。

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