2019.07.17 COLUMN

「若者のユニクロ離れ」は本当?リアルな声を聞いてみました

by 深地雅也

こんにちは、深地です。

突然ですが、皆様【UNIQLO(ユニクロ)】はお好きでしょうか?

リーズナブルな価格と、その割りに驚くほど高い品質。ファッション業界関係者からファッションに興味関心が低い人まで多くの人に愛される、まさに「国民服」と言っていい存在です。しかし、そんな皆んなから愛されているはずのユニクロにまさかの落とし穴が?と思わせる記事が公開されていました。

 

【独自】「ユニクロ離れ」した若者は、いま何を着ているのか(有料記事です)

上記はNewsPicksの独自記事。昨今ではユニクロやその他のファストファッション勢に取って代わり、若者はD2C系の韓国ファッションを選んでいるのだとか。

この見出しを見た瞬間、

「若者ってユニクロ離れしているのか!?」

と驚愕しました。しかし、ちょっと考えると「それはおかしくないか?」と。何故なら、

2017年の国内アパレル総小売市場規模は前年比100.0%の92,168億円

2017年のデータになりますが、アパレルの国内市場規模は92,168億円。それに対して、

FAST RETALING 決算サマリー

国内ユニクロ事業は第三Qで既に7000億円の売上を突破。通期では9000億円程度の売上を見込んでいる事でしょう。

ジーユー事業

ジーユーは、2018年8月期の売上収益が、大手アパレル企業と肩を並べる規模の2,000億円を突破しました。

GUは単体で2000億円を突破。海外店舗の20店分も含まれますが、大部分は国内売上が占めています。

 

つまり、ファーストリテイリングはトータルで1兆円規模の売上を誇っているのです。国内アパレル市場規模の10%以上を占めているファーストリテイリングから、まさか若者が離脱するなんてそんな馬鹿な…。(アパレルは参入障壁が低いので、10%でもシェア率はめっちゃ高いのです。)

 

気になったので調査してみた!

という訳で気になったので早速調査してみました。

(ちょっと自虐的な項目作ってみたんですが、アンケード結果がこうなると若干凹みますね。)

結果としては「ユニクロ離れしてないわ!」という方が半数以上。で、離れた人の3割程度がGU…。結局ファーストリテイリングで全体の84%。話題に上がっていたD2C系ブランド(というよりインスタメインに販売しているブランド)は11%。という結果でした。Twitterのアンケートなので若者以外も押してる可能性はありますから参考程度にしかなりませんが、大多数はまだまだユニクロ・GUが大好きで、一部が別のブランドに流れていったというところでしょうか。これと同時に、リプライくれた方々も多数いらっしゃいましたのでざっくりと傾向を記載しておきます。

 

・ファッション感度が上がればユニクロ離れする

たくさんご意見頂いた中で多かったのが、最初はユニクロでいいと思っていたんですが、おしゃれを楽しむようになってくるとそれだけじゃ満足できなくなってきた、という方ですね。ユニクロもコーディネートで使う場合もあるようですが、多かったのはファッションビルに出店しているような中価格帯ブランド。やはり感度が上がってくると服に使うお金もどんどん増えるんですね。

 

・そもそもユニクロ買ってない層

もう1パターンは、そもそもユニクロを買っていないという層ですね。このご意見をくださった方々の傾向としては、古着やデザイナーズブランドといった選択肢。とにかく人とかぶるのを嫌がるといった感じでしょうか。ファッション感度が高そうな方が多く、被服費も相当かけている印象です。例外としては、ユニクロUは買ってる人もいました。デザイナーズコラボはこういった人たちには効果的のようです。

 

Instagram経由で見つけたブランドを購入する層が10%以上もいるというのは個人的には驚きの結果で、大局で見たら「ユニクロ離れ」という程でも無いのですが、それでもこういった現象が一部では起こっているという事は見逃せない事実でしょう。Instagramがもたらした影響の大きさを実感します。そして改めて感じたのはユニクロの役割って、

・コーディネートを完成させる部品

・ファッションにはそこまでこだわらない人が選択しやすい

って事で、おしゃれ好きにもそうで無い人にも対応できる万能なアイテムなんだと実感します。新しい潮流にも目を向けつつ、ユニクロとの差別化を考えないといけないアパレルって本当大変だな…。

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