2019.06.26 COLUMN

話題のミレニアル世代向け[D2Cブランド]を調査してみました!

by 深地雅也

こんにちは、深地です。
最近、ファッション業界でも本当によく耳にするようになったD2Cブランド。

 

D2C」=「Direct To Consumer」の略です。メーカーが直で顧客と売買取引するビジネス形態。

 

意味としては上記のような感じなのですが、よく見受けられるのはとにかく「オンライン専業でスタートしたブランド」に当てはめられております。ECは実店舗を出店するより初期コストが低く、比較的参入しやすい市場と捉えられているのか、雨後の筍のようなペースでブランドが生まれています。また「D2C」というワードが市場でホットなのか、資金調達に成功している事業者も多く、ブランド設立の後押しをしているようです。日々、Instagramを調査してみてもフォロワー数がやけに多い、知らないブランドが乱立していて驚く事もしばしば。

本日はそんな話題のD2Cブランドで、ちょっと気になったものをいくつかピックアップしてみました!

 

PATRA(パトラ)

Instagramを見るとジャンルが「テレビ局」と表示されているのですが、「trend magazine」という名目を見るとメディアとしての位置付けでしょうか。紹介されているアイテムを見ると若年層のプチプラアイテム中心の展開。で、面白いのはWebサイトです。スマートフォンからだとわからないのですが、

https://patra.store/

PCからだとこういった見え方に。そうなんです、このECサイトはスマホオンリーで考えらえています。対象ターゲットが若年層であるなら、この戦略は正しいかも。

現在、11ブランドを展開していて、自社でブランドも運営しているようです。

メディアの投稿をいくつか見ていますと、インフルエンサーマーケティングでの拡散が見られます。これはD2Cブランドならどこも同様ですね。メディア運営で集客をかけながら、最終マネタイズはECでという王道パターン。

ただ、メディアという位置付けは崩しておらず、Webサイトの記事は頑張って作り込んでいますね。ターゲットが明確であるからこそ、戦略もわかりやすいものになっているという好例でしょう。

 

après jour(アプレジュール)

こちらのショップは自前のWebサイトを持たず、ZOZO限定で出店するという珍しいパターン。ZOZOって手数料取られるし、顧客データ取得できないから自社ECと併用していかないと利益率上がっていかないのでは?とも思ったのですが、

#ZOZOでしか買えない」

というハッシュタグを運用していて、それを付加価値にしているようですね。確かにこの売り方はあまり見た事が無いかも。

こちらのハッシュタグを確認してみましたが、ここに写っている人たちは大体インフルエンサーです。このブランドもインフルエンサーマーケティングには積極的な様子。残念ながら一般の投稿でこのタグを使っている人はあまり見かけませんね。しかし昨今のZOZOの状況を考えるとプチプラは相性がいいでしょう。

並行してアプレジュールミニというInstagramアカウントを運用していますが、こちらはメディア的な位置付け。やはりどのブランドも集客装置はしっかり準備しているようです。

#apres_mini」という特定ハッシュタグをつけて投稿してくれたユーザーをこちらのInstagramアカウントで紹介する仕組みがあり、その結果、このワードでのハッシュタグ投稿件数が非常に多い。こうやってUGCを増やしているんですね。参考になるな

mite(ミテ)

こちらのmiteというブランドなんですが、なんと徳島にあってしかも運営者は二児のママだそうです。調べてみたら、最近実店舗を出店していますが、営業時間が11時~16時。営業時間からも主婦がやっている感が出ていますね。

https://chibirooo.thebase.in/

Webサイトは無料でECが作成できるbaseで運営と非常に低コスト。集客さえ担保できているならそれでも問題無いのでしょう。

起用されているモデルさんはやはりインフルエンサー中心。初期の投稿を見ていましてもインフルエンサーを積極的に採用していますね。ただ、起用している方々の年齢層は30代アッパーがちらほら見られるくらいやや高め。その割にお値段はお安いので、対象ターゲットからすると買いやすいでしょう。モデルさんは、大阪でキャスティングしようと思うとよく名前があがってくるインスタグラマーが中心ですね。関西で筆者のようなお仕事をしている人なら、大体わかる方を選ばれています。

https://www.instagram.com/syoko.riiin/

こちらが運営されている方のようで、そもそもご自身がインフルエンサーのようです。だからこそのネットワークでモデルさんを選出しているんでしょう。


と三つほどピックアップしてみましたが、同じD2Cブランドでもそれぞれ特色がありますね。ただただインフルエンサー活用して、韓国から安いお洋服仕入れて、ってだけだとイメージが被ってしまうので、なるべく違う世界観を演出したり、売り方考えて独自性出したりしてるんでしょう。今後の差別化戦略が大変そう。最近は本当にこういったブランドはよく見かけますが、ECは消化率が悪いので在庫の山にならないようにお気をつけください。

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