2019.06.13 INTERVIEW

タグ1つで海外からの購入増!世界中の“欲しい”に応える越境ECソリューション

by STYLE it.編集部

日本の顕在化しているEコマース市場規模(物販のみ)は8.6兆円(※1)ほどですが、ここに海外からの購入者はほとんど含まれていません。実は、日本語のECサイトには海外から2〜8%ものアクセスがあるにも関わらず、言語・決済・物流のハードルの高さから海外ユーザーが購入を諦めてしまうケースが多いのです。そんな日本語のECサイトがかかえる海外対応への課題を、“たった一行のJavaScriptタグ”を日本語サイトに埋め込むだけで世界125カ国対応可能にしてしまう、【株式会社ジグザグ】。今回は代表の仲里一義さんに、サービスや越境ECについてお話を伺ってきました。

JavaScriptタグ1つで海外からの購入を可能にするサービス

仲里一義さん:新卒でオックス・プランニング(現:株式会社クラウドポイント)に入社。2004年インターネット広告代理店・オプトに入社し、スモールビジネス部門の立ち上げ、営業部長、新規事業本部の統括を歴任。2010年に越境EC支援と海外転送サービスのgroowbits代表取締役に就任。2015年株式会社ジグザグを設立。

- 事業内容を教えてください。

簡単に言うと、日本のオンラインサイトで買い物をしたい海外ユーザーと、海外ユーザーに売りたいけど販売ができていないショップを繋げる、越境EC支援事業です。

現状、海外のユーザーは頻繁に日本のECサイトにアクセスをしているのですが、言語・決済・物流の問題で海外からの買い物ができない仕様になっていることが多く、ショップ側は販売機会を逃しているのが現状です。海外対応にかけるお金も時間もなかったり、そもそもオンライン上での海外ユーザーに気づいていなかったりと、手をつけられていないところがほとんど。そういったショップが、僕たちが提供する越境EC対応サービス[WorldShopping BIZ チェックアウト]を導入することで、そのECサイトは最短1日で125カ国に向けて販売が可能になります。

- どういった仕組みになっているんですか?

自社ECサイトにJavaScriptタグをたった一行設置いただくだけです。設置後は、既存の日本語ECサイトはそのままに、海外からのアクセスに自動で反応して多言語対応(英語、中国語<簡体字、繁体字>、日本語)のナビゲーションが表示されるので、海外ユーザーはそのナビゲーション機能を使い、普段通りに商品をカートに入れ、住所を入力、決済(海外クレジットカード、Alipay、PayPal、銀聯カードにも対応)手続きを行なってもらいます。これらの海外ユーザーからの注文は、注文受付から商品購入代行、海外配送まですべて[WorldShopping BIZ]が対応いたします。

 

海外からのアクセスに自動で反応し、多言語対応のチュートリアルを表示

海外ユーザー限定で商品ページに「WorldShopping」バナーが出現

125カ国の住所入力が可能。一部在庫なしの場合の対応選択(全てキャンセル または あるものだけ購入)

 

<動画で詳しく>

見えざる海外ユーザーにこそ、可能性がある

- 起業のきっかけはなんだったんですか?

海外のサイトで欲しい商品を見つけたとき、日本には送れないという理由で買うことができませんでした。ネット業界で働いていたし、インターネットはグローバルなものだと思っていたので衝撃を受けて。その体験が頭に残っていたのと、ロジスティクスでの経験も踏まえて海外向けの事業ならビジネスになるんじゃないかと思ったのがきっかけです。

- サービスをはじめてから気づいた発見などはありますか?

あります。売り手側が思い込んでいる想像は案外壊れやすくて、全然想像と違ったりしています。例えば、海外ユーザーと聞くと1番は中国で購入されていると思われていますが、実はアメリカなんです。しかもアメリカ人ではなく、アメリカに住んでいるアジア言語の方が購入されています。同じ企業の商品でも、キャラクターコラボが発売されるとフランスからの注文が多くなったりと客層も変わりますね。

ファッション以外だと、楽器・フィギュア・釣竿・漫画など中古品が売れています。日本では誰も知らないようなECサイトにも、ロシアやタイなどさまざまな国から注文が入ってくるんです。

ー 今導入している企業さんの反応はいかがですか?

導入する際は半信半疑なパターンが多いですが、いざ導入されるとオーガニックで月2000万円売れるところがあったりと、予想以上に反応があって驚かれていますね。結果が出たところでは、企業内の他のショップにも導入していただいたりと横展開で広がっています。ショップからすると、タグを入れる以外はなにもせずに海外ユーザーさんが購入をしてくれるので、その点もありがたいという話はいただいております。

全ECサイトに導入していきたい

ー  今後の目標を教えてください。

今後も我々のソリューションを多くの日本独自ドメインのECサイトには入れていただきたいと思っております。これまで、海外展開を始めてもすぐに失敗してしまったショップが数多くあると伺ってきましたが、我々の越境ECソリューション[WorldShopping BIZ チェックアウト]は、日本語のECサイトにある3つの壁「言語」・「決済」・「物流」の課題、加えてシステム事業者の人、システム、オペレーション、コストの課題を解決できる仕組みになっています。また、今後は、購入されている国も把握できたり、我々が持っている海外ユーザーのデータを分析し、ショップに対して情報を提供したりすることで売上・認知向上に応えられるデータカンパニーとしても運営していきたいと考えております。

 

コーポレートサイト http://www.zig-zag.co.jp

サービスサイト https://www.worldshopping.biz


今回お話を伺って、ジグザグさんが提供している越境ECソリューション[WorldShopping BIZ チェックアウト]を導入するだけでも、日本のEコマース市場はまだまだ可能性が広がると感じました。思ってもみなかったところにニーズはあるし、日本では影に隠れている商品でも、海外では人気になることも往往にしてあります。日本のショップもまずは一歩踏み出して試してみると、予想外な発見があるかもしれません。

 

※1:経済産業省『平成29年度我が国におけるデータ駆動型社会に係る基盤整備(電子商取引に関する市場調査)』
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