こんにちは、深地です。
弊社に寄せられる相談で「Instagramの運用は本当にブランドの売上に繋がるのか?」というものがちらほらあります。
結論から言いますと「そんなもん、わからん」のです。
何故なら、Instagramが活用できるかどうかなんてブランドの属性によっても大きく変わりますし、担当者ののめり込み方にも左右される事もあります。極端な話、筆者と同年代でWebを普段から活用しない層に向けた製品だったりするとインスタは全く機能しないでしょう。信じられないかもしれませんが、筆者と同年代だと「ストーリーズって何?」って声が珍しくもないのです。
ただ、そんな中でも上手くInstagramを活用していてお手本になるブランドももちろんあります。本日はそんなブランドをご紹介しておきたいと思います。
黒石奈央子が手掛ける「アメリヴィンテージ」新店舗が大阪に来春オープン
業界内で誰に聞いても「売れている」と言われているアメリヴィンテージがついに大阪にオープンするのですが、アメリほどInstagram活用が上手いブランドは中々見ないなぁと思っております。では、順を追ってその特徴を見ていきましょう。
タイムラインを追えば今ショップで何が起こっているかわかる!
パッとタイムラインを見ると目立つのが上記のような、文字だけの投稿。これ何なのかよく見てみますと、
RESTOCK。つまり再入荷ですね。で、続く投稿を見ると、
再入荷した商品が見れて、ショップナウ機能ですぐ購入できるという仕掛けになっています。その他にも、
インスタライブの告知をここで投稿。アメリのインスタライブと言えば、
アパレル・EC系のSNSマーケターであれば、売上高10億円超えのAmeriのInstagramライブを参考にすべきかと
✔︎複数人のスタッフが入れ替わり立ち替わり着替えて紹介
✔︎着用してる人物の身長を必ず言う
✔︎素材、合わせ方、発売日など事細かに説明(でもテンポ良い)
✔︎コメントにも柔軟に対応 pic.twitter.com/jpVhUVNuqj— 石井リナ/ BLAST (@rina_ishii_99) June 13, 2018
商品紹介が非常に秀逸で、これで購買をうまく促進しています。
ストーリーズでも細かく入荷や在庫について日々お知らせしてくれます。これだけやってくれたら、ユーザーはInstagramを日々チェックしてしまいますよね。
販売員のメディア化もInstagram中心
最近、どのブランドもやっているスタッフ活用ですが、それもアメリは徹底されている印象。上記はスタッフの一覧ページですが、ちょっと細かく見てみましょう。
こちらのスタッフさん、右上にInstagramのマークついてるんでクリックしてみると、
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本人のアカウントと紐づいています。しかも、コーディネートがちゃんと連動。スナップ一覧見て、好きな販売員をフォローしやすいですし、
本人のアカウントにサイトの URLが。これなら簡単にショップへも飛べます。もちろん全員これを徹底している訳ではないのですが、ここまでスタッフがやっているのも珍しいケースです。スタッフが完全にショップの集客装置として、そしてブランドのメディアとして機能している好例でしょう。
結局はどこまでやり切るか
アメリを見ていますと。その徹底ぶりに迷いがなくWebサイトも簡素で無駄な部分がありません。逆にここまで振り切れるからこそ、Instagramで結果が出ているのではとも思います。(勝手に結果出てる前提ですが(笑))Instagramに新機能が実装される度「これは効果的か?」という議論が生まれますが、これも結局普段からどれくらい徹底して活用しているかによるのかと。
Instagramのインスタ内で決済まで行う新機能「Checkout(チェックアウト)」とは?
最近発表されましたチェックアウト機能も、普段からこれだけ活用し、見込み客をInstagramに取り込んでるアメリなら、十分効果を発揮しそう。
とは言え、アメリ最大の集客装置はデザイナーの黒石さんご本人のようですが。Instagramもさることながら、
この方のブログの更新頻度はすごい…。ご本人自らが「やり切る」を実践していますので本当頭が下がります…。