2019.04.03 COLUMN

わずか1年で現場から本部へ。社内スタイリストのキャリアアップ術

by 深地雅也

こんにちは、深地です。先日もお話しましたが筆者は専門学校の講師も手がけており、教え子の中から既に業界で活躍する人材が複数出てきております。

 

4ヶ月でWEARISTAになった次世代ファッションワーカーの多面的な働き方とは?

(先日ご紹介したのはインフルエンサーになってしまったじーたー君をご紹介しました。)

 

本日は、学生さんからも大人気な職種である「スタイリスト」になった卒業生のご紹介なのですが、普通のスタイリストとはちょっと違った形で活躍している若者をご紹介致します。

@inys0122

<プロフィール>

氏名:北川 愛菜(きたがわ あいな)さん

2014年にヒューマンアカデミー ファッションカレッジを卒業後、株式会社ストライプインターナショナルに入社。店頭配属からわずか1年程度で東京本社の「メチャカリ」部隊へ配属。現在はEC部隊でコーディネートを組む業務を手がけてられています。

 

メチャカリとはストライプインターナショナルが運営するファッションレンタルサービス。月額5800円からで、ストライプインターナショナルが運営するブランドのお洋服が借り放題。

コーディネートも組んでくれているのでこちらでいちいちコーデを考える必要もありませんし、気に入った商品はそのまま購入することが可能です。最近流行りのいわゆる「サブスクリプション」サービスの一つですね。

 

ファッション専門学生にとって、「店頭から本部へ昇格する」というのは大きな目標の一つ。最近ではアパレル企業も店頭と本部を分けて考える事は無く、「社内公募制」という制度を引いており、現場で実績をあげた人材に関しては面接の末、本部勤務に抜擢することもしばしばあります。北川さんはそんな皆んなが目指す本部昇格を、何と新卒からわずか1年程度で叶えてしまった超優秀な人材なのです。(そういや学生時代から手が全くかからなかったなぁ。)そんな訳で、今回は北川さんの就職活動から現在に至るまでの経緯を聞き、就活生の参考にしてもらえればと思います。

 

Q.ファッションを志そうと思った理由は何でしょうか?

好きな服に携われる仕事をしたいと思ったのが1番の理由ですね。ファッションに興味を持ったのは、小学4年生くらいのときでした。きっかけは従姉妹が買ってくれた雑誌で、1つのアイテムでいろんなコーディネートができるという着まわし特集が面白くて、ワクワクしました。それから服が好きで、絵を描く時は服のデザインや組み合わせにこだわって描くくらい好きになっていました。

 

Q.当初、目指して.いた職業は?

当初はデザイナーかスタイリストを目指していました。服のデザインを考えるのが好きだったし、それと同時にコーディネートを考えるのが好きだったからですね。きっかけは他の子達とあまり変わらないんですが、今のような職種に落ち着くとは当時全く予想もできなかったです。

 

Q.卒業後、最初に就いた職業と、その職業を選んだ理由は?

最初は販売員を選びました。将来、他の職種を目指すことを視野に入れると、まずは現場の経験が必要だと考えました。販売の現場ってお客様のニーズがわかったり、全ての基本なので、そこで経験したことが今の業務にも活きていますね。今でも現場は好きだし、いつ戻ってもいいくらいに思っています。

 

Q.実際に業務に当たって販売に対する印象はどう変わった?

ただ服を売るというのではなく、その人のライフスタイルまでを考えた提案でお客様との信頼関係が生まれるという奥深い仕事だと感じました。ブランドを好きと言ってくださるお客様を掴む為には、販売はとても重要な職種だと思います。

 

Q.何故、人より早くキャリアアップを実現できましたか?

苦手なことにもチャレンジして、上司に常にアピールし続けました。実は入社したての頃は販売が苦手で…。お客様へのアプローチがわからず、全く売上が取れない日々が続きました。でもある日、店長の真似をして接客してみたら売上が取れて、接客がどんどん楽しくなってきました。それ以降は自分なりの勝ちパターンを見つけることができたこともあって、前向きに販売に取り組めるようになりました。

また、入社したての頃から上司には、本部昇格を目指している旨を伝えていたので、そういったアピールによって上司の協力の元、3ヶ月で副店長、1年で本部昇格できたと思います。

 

Q.今の業務のやりがいは?

自社通販などに載せるコーディネート及び撮影担当をしていますが、自身の考えたコーディネート画像で商品の良さを引き立たせられた時にやりがいを感じます。「お客様と直接会話してご購入頂ける」という形ではないので、どうすれば商品が引き立つか?は一番大切にしていることでもあります。普段からサイトを見て、どういうカットの写真が売れそうか、袖が可愛く見える角度は?など考えるのがすごく楽しいですね。現場での販売経験もユーザーのニーズを想定するのに役立っています。

 

 

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学生さんからすると、自分に当てはめたくなるような絵に描いたようなキャリアアップを実現している北川さんですが、そのルーツは幼少期にファッションから得られた高揚感と、現場を大切にするという基本への忠実さでした。センスという曖昧な技術を形にしていくには、彼女のように真面目にコツコツやることが結局は一番近道なのだと気付かされます。

Instagramのアカウント見てもすぐわかる通り、ファッションセンスも良く写真を撮るのも上手な彼女にとって、社内のスタイリストという位置付けは天職とも思える部署。若者が自分のやりたいことを実現する環境はどんどん整備されてきている昨今、後は自分がどこまで努力できるかどうかが真に問われているのではないでしょうか。

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