こんにちは、深地です。
普段はファッション×web関連のお仕事している筆者ですが、実は週に何回かファッション専門学校にて授業をしております。講師業をしていますと、中には若くして業界で活躍する卒業生なんかもおりまして、つい先日も一人、ファッションコーディネートアプリの「WEAR」にてWEARISTAに選ばれた卒業生が出てきてしまいした!
WEARとは…ファッションECモール「ZOZOTOWN」が運営するコーディネートアプリ。
WEARISTAとは…おしゃれで影響力のあるファッショニスタ としてWEARが公式に認定したユーザー。
で、その卒業生というのがこちらのじーたー君。
Twitter:@jii_taa0607
Instagram:wear_jii_taa
WEAR:@haruki0607
<プロフィール>
2014年にヒューマンアカデミー ファッションカレッジを卒業後、株式会社ゲオホールディングスに入社。2018年の夏より担当店舗のInstagram担当に就任し、同時期からヒューマンアカデミーにてSNS講師として就任。そして昨年12月28日にWEARISTAに選抜されました。
アパレル店舗にて就業し、そこでソーシャル担当をしながら専門学校にてSNSの講師。ソーシャル上で影響力を伸ばせたおかげで、彼とコラボしたいというブランドもちらほら出てきており、さらにはWEARISTAにまでなってしまうという、非常に多面的な働き方をしているじーたー君。そんな彼に、どうして今そういった働き方が実現できているのかを聞いてみる事にしました。
WEARをきっかけに、仕事の幅が広がった
ー 現在手がけているお仕事を教えてください。
メインのお仕事はセカンドストリートの配属店舗でInstagramの運用を担当しています。普段の管理からスタイリング、カメラマンなどモデル以外の仕事を全て担当しております。1次市場では出来ない2次市場ならではのSNSのあり方をセカンドストリートから発信出来るように取り組んでいます。そのノウハウを活かし、専門学校の講師も行なっております。専門学校ではSNSについての仕組みや写真の撮影方法など多方面からSNSを学べる様にと授業を行なっております。個人ではファッションインフルエンサーとして活動しており、ファッションアプリWEARではWEARISTAとして大勢の方が参考になるコーディネート提案や個性的なコーディネートなど様々なファッションスタイルを提案するように心掛けて発信しています。また、フリーランスのカメラマンとしてインフルエンサーの撮影なども手がけています。今後、企業様ともお仕事させて頂く為、カメラマンとしてのスキルアップにも注力しています。
※この長いキャプションもじーたー君ならではの持ち味です(笑)
-元々は何を目指されていたのですか?
元々はセカンドストリートで店長になる事を目標としていましたが、ソーシャル好きが高じて今の状況になりました(笑)
-何故そのような働き方をするようになったのですか?
キッカケはWEARです。
2014年からWEARを始めてフォロワーが5000人程度増えたいたんですが、それが社内紙に掲載されまして。その後、記事を見た上司が店舗のInstagramを是非してほしいと依頼を頂き、2018年7月から自店のInstagramを担当する事になりました。フォロワーを増やすにはちゃんとしたノウハウが必要になりますので、カメラを買ったり、プライベートでも(4年前に一度辞めてしまった)WEARを再開する事にしました。そこで得たノウハウを今度は母校の学生たちに教えていきたいという思いから講師をさせて頂く事にもなりました。社内では私の担当店舗が1番フォロワー数が伸びた為、2店舗を担当する新しい取り組みをさせて頂くことになり、同時期からインフルエンサーとしてのお仕事が増えるようになりました。また他のインフルエンサーさんとの交流が増えてきて、カメラマンとして撮影する機会も増えてきております。
この様な経緯で現在4つのお仕事をさせて頂いております。半年前まではただの会社員でしたが学生時代にWEARをやっていたことがキッカケで「会社員」「専門学校講師」「カメラマン」「インフルエンサー」と沢山のお仕事をさせて頂く事になりました。
必要なのは、継続すること
-そういった働き方をしていくにはどんなスキルが必要になりますか?
WEARで影響力を伸ばすには、コーディネート提案力とトレンド知識、SNSの分析力、写真のクオリティーが必要だと思います。運営側が必要とし、フォロワーさんが見たいと思えるユーザーになれるかを考えて行動できる人がWEARISTAになれると思います。講師として大切にしているのは、SNSの楽しさを伝えられる様な授業を心がけています。結局は継続しなければ結果は生まれませんから。
カメラマンに関しては本業の方とは違いちょっと特殊です。SNSで影響力を伸ばす写真を撮るには、SNSのシステムを理解しないといけません。写真自体が良くても伸びない場合があるので、インスタの場合やWEARの場合はこういった写真がリーチを伸ばしやすいからこう撮るといった考え方をする必要があると思います。
-これからのアパレル業界でじーたー君のような働き方はスタンダードになってくると思いますか?
アパレルECが年々、市場規模が拡大しており、更に10代や20代の若者のテレビ離れが進みこれからどんどんSNSの需要が増えていくと考えます。その為、今後アパレル業界はインフルエンサーなどSNSに携わるお仕事の兼業を肯定せざるを得ないでしょう。むしろ自社に影響力のある人間を雇用する為にインスタやツイッターやYouTube、WEARのフォロワー数なども採用基準になる企業が今後増えていくのではないかと。またアパレルECの市場規模拡大に伴い店舗では来店動機を増やす為にインフルエンサーの社員雇用などがより積極的に行われるでしょうから、こういった働き方が普通になってくると思いますし、むしろ業界のスンダードにしていきたいですね。
-これからアパレル業界を目指す若者に一言お願いします。
SNSのおかげで、10代や私と同じ20代でも行動すれば誰にでもチャンスが巡ってくるようになりました。一般人でも4ヶ月本気で頑張ればWEARISTAになる事だって出来ます。僕は10代の頃、WEARを辞めて、一度チャンスを逃したので後悔のない様に色々チャレンジして下さいね!
まだ弱冠24歳のじーたー君ですが、ソーシャルメディアに注力した事で今のキャリアを形成していったというのがよくわかります。彼の言う通り、企業でもソーシャルメディアの拡散力が重視される時代です。販売のスキルを身につけるのも、スタイリングの技術を身につけるのも、ソーシャルメディアでの拡散力を磨くのも同列に語られる日も近そうですね。