2019.01.10 COLUMN

【編集部コラム】手放したくない、大切なモノ

by STYLE it.編集部

少し真面目なコラムが続いていた(気がする)ので、今回はお気に入りのファッションアイテムと、アイテムへの想いをお話ししたいと思います。思い出の服はたくさんあるのですが、このコラムでは大人になってからビビっときて購入した、2つの赤いモノを紹介します。

大人になれた気がした、ヒールパンプス

社会人になり、大人っぽい靴が欲しいと思っていた私が最初に運命を感じて買ったのが、【TSURU by Mariko Oikawa(ツルバイマリコオイカワ)】の赤いヒールパンプス。真っ赤というよりはバーガンディで落ち着いた大人な色で、コーデュロイ素材の秋冬にぴったりな1足です。

これまで高身長と、Lサイズ以上の可愛いパンプスが少なすぎるという2つの理由からヒールパンプスから遠ざかっていたのですが、色・サイズ・形全てに運命を感じ、試しに足を入れてみると、横から見た靴のシルエットが素敵なのはもちろん、足まで綺麗に見えたんです。それまでいわゆる“いいモノ”に触れてこなかった私は、足を入れたその一瞬で感動を覚えました。社会人1年目の私にとっては決して安くない、でもその分素敵なところに連れていってくれそうな靴。ちょっと背伸びしちゃったかな、くらいの靴だからこそ背筋が伸びて気が引き締まったような感覚になりました。

足に馴染むまでは、硬さと慣れないハイヒールですぐに足が痛くなり、何度涙を浮かべたことか…。少しでも大人に見られたくて取材先に履いていき、涙をこらえながら歩き続けたこともいい思い出です。少しでも馴染ませるためにオフィス内だけ、パンプスを履いて地道に足に慣らしていき、痛みもなく履けるようになったときは自分の中身まで成長したような気がして嬉しかったのを覚えています。

革靴やヒールはスニーカーと違い、慣れるまで靴擦れや違和感と戦う時間は避けられません。ただ、痛みを乗り越えてでも履きたいと思える靴に出会えたり、実際に乗り越えたりすることでより愛着が増し、靴擦れして涙をこらえた思い出も含めて大切に思えるんだと思います。

 

自信をくれる、赤いワンピース

こちらは、昨年の10月に三軒茶屋の古着屋さんで出会ったばかりの赤いワンピース。まだ私の元にきてから日は浅いのですが、お店で見つけた瞬間ビビッときて、取り置きをさせてもらってまで購入しました。

それまでは、夏に赤い半袖ワンピースをプレゼントしてもらったこともあり「私には赤が似合うのかな」なんてぼんやりと思う程度だったのですが、試着してみるとサイズがぴったりなだけでなく、なぜかすごく私のキャラクターにも合っているように思えたんです。赤いパンプスのように憧れて惹かれたというよりは、「今の私を表すならこんな感じ」という、背伸びもし過ぎてないし丁度いい心地よさがありました。

STYLE it.をリリースする際プロフィール写真を撮影することになり、「何を着ようかな」と考えたとき、着る服はこの真っ赤なワンピースしか思い浮かびませんでした。シンプルで、オシャレで、大人っぽくて、印象的なこのワンピースが、自信をくれる気がしました。有難いことに評判もよく、しっくりくるプロフィール写真になったなと思っています。おかげで着る回数は少ないのですが、友達や同僚に私といえば赤いワンピース。という印象を持ってもらえているようです(笑)

ただ、たくさん着るお気に入りの服というわけではなく、先月誕生日を迎えた朝、自然と手が伸びたように、大切な日、頑張りたい日、背筋を伸ばしたい日に着たくなる。そんな特別な1枚なんです。

 

手放せない大切なモノに出会うということ

今回は2つの赤いモノと想いをつらつらと書いてしまいましたが、1つでも“自分らしい服”や“自信が持てる服”を持っていることは、すごく素敵なことだと思うんです。たくさんの商品や情報が溢れていると「これでいっか」と済ませてしまいがちですが、(私もそういう風に服を買ってしまうこともあります…。)そうではなく、想いが詰まった服を身につけていると、ファッションがもっと好きになれる気がします。

値段でもブランドでもない、自分にとって特別なモノ。まだ出会ってない方はこれから、忘れかけていた方はクローゼットから引っ張り出して、特別な日に身につけてみてください。

TAG

RELATED ARTICLES