2018.12.28 TREND

SNS運用で大切なのは、フォロワーではなくファンを増やすこと

by STYLE it.編集部

「物が売りづらい」なんて言われているこの頃。しかし、スタートアップが手がけるD2Cブランドの登場やSNSでのバズによる完売など、ターゲットに情報が届いているブランドや物はしっかりと売れています。特にF1層をターゲットにしているブランドの中で、売れる・売れないを分けるのは、世界観やストーリーの発信と、それに共感できる要素があるかどうか。(もちろんそれが全てではありませんが。)だと考えています。今回は、Instagramを中心に発信をすることがなぜ大切なのかをお話いたします。

 

まずは、発信をすること

今、ファストファッションの台頭による「これを着ておけば大丈夫」という安心感や、自己表現をできる幅が広がりファッションに対してお金をかける人が減っています。だからといってファッションが好きな人がいなくなったわけではありません。冒頭で書いたように、売れているブランドは存在しているのです。それは、消費者の情報収集の場が、雑誌からSNSに変わったことが大きく作用しており、ブランドや企業自身がSNSやブログなどで発信をしているかどうか、更にただ発信するだけでなくターゲットに寄り添ったコンテンツを発信できているか。が売れる・売れないを左右していると感じています。

実際、発信力のあるインフルエンサーがライブ配信をしながら商品を販売すれば(ライブコマース)、紹介した商品は即完。女性向けファッションメディアが運営するオンラインショップがポップアップを開催した際には、同会場・同期間での催事売上記録を更新しています。

10代〜20代前半女性向けファッションメディア『RiLi.tokyo(リリ ドット トーキョー)』が、2018年10月15日(月)〜28日(日)にルミネエスト新宿でオープンしたポップアップショップが、同会場・同期間での催事売上記録を更新
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000034014.html

このように、ターゲットや価格帯の問題はあるにせよ、新しい記録を打ち立てています。彼らに共通していることは、確固たる“発信力”と“ブランド力”を確立していることであり、ただ単にフォロワーが多いだけではないのが特徴です。

 

ブランド力とは信頼感

ここでいう“発信力”とは、ただ投稿をし続ければよい訳ではなく、SNSの特性ごとに発信する内容や切り口、写真のテイストを変えたり、コメントなどでフォロワーとのコミュニケーションを積極的に行なったりと、喜ばれるであろう情報を取捨選択し、発信をしていくことを指します。

・コンセプトを反映させた情報・クリエイティブ発信

・ユーザーを惹きつける世界観づくり

が“ブランド力”に繋がります。中でもInstagramは、既にオシャレな写真を見る・投稿するサービスから、有益な情報を手に入れるためのメディアへと進化しています。写真や動画の投稿がメインのサービスですが、テキストの情報量が多い投稿がユーザーにとって有益なコンテンツになり得ることが分かっています。エンゲージメントを高めるためにもテキスト内の情報量を増やすことが、重要なポイントであると注目されています。いかに、フォロワーに「この人(ブランド)が言うことなら信用できる」と感じてもらえるか、世界観やストーリーに共感できるか、が大切なんです。

 

共感が集まると、コミュニティになる

また、Instagramのアルゴリズムでは、同じ興味や関心を持つユーザーなどのアカウントが検索欄に出てくる仕様になっていて、より感性が近い人を見つけやすくなっています。そういった特性から、最近では趣味嗜好が近い人同士が繋がるようになってきました。

オンラインショップのアカウントを例にすると、ショップの世界観に共感をした熱量の高いフォロワーが商品を購入&報告することで、応援していることを運営者に伝えられたり、ファン同士で認知することができ、コミュニティが形成されていきます。そのショップで購入すること自体がアイデンティティになってくるのです。これまでもリアル店舗のお店(特に古着屋さん)でも見られていた現象が、SNSを通してより多くの人に届きやすく、見つけやすくなっているのです。

 

フォロワーではなくファンを増やす

では、熱量の高いユーザーはどのように獲得できるのか。方法はいくつかあると思いますが、1つは“どれだけフォロワーが求める情報に寄り添えるか”であると考えています。そのためには、数を求めて多くの人に好かれるようなアカウントを目指すのではなく、ターゲットやフォロワーの属性を把握・分析しながら都度投稿内容を見直し、フォロワーの質を高めていくことが必要です。フォロワーよりファンを増やそうと意識を変えるだけで、投稿1つ、ハッシュタグ1つへの意識が変わってきます。

ただ綺麗なモデルを使ったクオリティの高い写真を投稿するだけでは、フォロワーにとって身近なアカウントにはなれません。モデルやインスタグラマーを起用したPR施策等を行わなくても、ファンを増やしているアカウントはたくさんあります。それらのアカウントが共通して行なっていることは、

・フォロワーとの適度な距離感

・コンスタントな投稿

・濃いユーザーコミュニケーション

・テキストや写真が有益である

・共感できる世界観づくり

が挙げられます。

どれも地道で細かい作業ばかりですが、その積み重ねがSNS運用の成功の秘訣だと思っています。今成長しているSNSアカウントは、ほとんどが上記のことを意識していると言っても過言ではありません。それぞれの具体的な内容については、また別の機会に詳しく紹介していくので、今後の記事も楽しみにしていてください。

TAG

RELATED ARTICLES