2018.12.06 COLUMN

【編集部コラム】コンプレックスがあったから、ファッションに恋をした

by STYLE it.編集部

編集長の小倉です。今回は、私がファッションを好きになったきっかけを書いてみました。1年前、個人のブログで密かに書いていた内容なのですが、改めて“服を楽しむ”ということを伝えたいな。と思い、少し改変しながらまとめています。

 

コンプレックス=高身長

コンプレックスなんて、数えたらキリがないけれど。今では、コンプレックスどころかアイデンティティにまでなった170cmの身長は、学生時代1番の悩みでした。中学では158cm、高校では168cmと昔から男の子と同じ目線、むしろ男の子よりも高く、小さくて可愛らしい女の子と並ぶことが本当に嫌でした。当時から「足長くていいね〜!身長高いの羨ましい!」なんて言ってくれる友達はいたけれど、女の子と並べば頭1つ出る。街中で目があった人にはすぐ足元を見られる。中学では巨神兵、高校ではスカイツリーと呼ばれる。(いじめではない…はず。)どうしたって小さくなることはできない身長を、何度も恨んできました…。

しかし、高校を卒業して転機が訪れます。

 

自分に似合う服を着るということ

大学に当時流行っていたマキシ丈ワンピースを着ていくと、「背高いから似合う!」と褒めてもらえたんです。その経験が、それまで“ただ可愛い服”を着たかった私に、ファッションの楽しさを気づかせてくれるきっかけになりました。

そして、新たな壁が現れます。

日本のフリーサイズ、全然フリーじゃない問題。

袖はだいたい足らないし、膝丈ワンピースはミニスカートになる。フラットで可愛いくて25cmの靴なんてなかなかない。当時、今でいう【mer(メル)】のような青文字系雑誌の【Used Mix(ユーズドミックス)】が好きで、山ガール的なふわふわした女の子らしい服に憧れていたけど、いまいち似合わない。「モデルさんの着こなしと全然違うなあ…。」なんて悩んでいるときに、古着に出会いました。

 

メンズ古着が私らしさを作ってくれた

高身長の私が着ても、ゆるっとしたシルエットを叶えてくれるメンズ古着と、サイズを気にしなくてもいいスニーカーを好きになり、徐々にメンズライクなスタイリングをするようになりました。正直当時は、年代物やブランドにはあまり興味がなく、ただ古着屋さんで自分がオシャレに見える1着を探し出していました。“私だから似合う服”を探していく内にコンプレックスだった高身長も受け入れることができ、自分に似合う服・好きな服を選んで着ることが楽しくなっていきました。

そんな大学時代を経て、社会人になり、それなりに大人な年齢に近づいていく中で、好みのテイストも変わってきました。メンズ古着とトレンドアイテムを組み合わせたり、レディース古着やブランド物などちょっぴりいい服に挑戦してみたり。おかげで日によってテイストが違ったりもするのですが…。その日の気分・行く場所・会う人によって服のテイストを変えることで、毎日違った自分になれるのもファッションの魅力的なところです。今でも、自分のことをオシャレだなんて全然思えないし勉強中の身ですが、高身長を受け入れてからは、5cm超えのヒールを履いちゃうくらいには自分の身長もファッションも楽しめるようになりました。

 

ファッションが人生を変えてくれる

顔も頭も良くない私が自分を受け入れて表現するには、ファッションが必要でした。お気に入りの服を着れば自信が湧くし、新しい服・新しいスタイリングがハマった時は心が踊る。ファッションはコンプレックスを隠すためではなく、コンプレックスを活かすためにあるんだと思うんです。

こう言えるのは身長が高いからだと思われるかもしれませんが、私が「この着こなし可愛い、好き!!」って思う子はだいたい背が小さめな子なんです(笑)。でも、好きな服と似合う服は違うし、私は私が着て格好良く素敵に見える服を私らしく着続けます。

モテやトレンドに合わせて服を選ぶことを否定はしません。でも、みんなが自分の好きなところも嫌いなところもまるっと受け止めて、「自分はこんな人間です。」と表現できる服を着ることができたら、もっと幸せな世の中になるんじゃないかな。と思ったりもします。

 

ファッションを通して、もっとたくさんの人がハッピーになれますように。

 

Photo: 石本一人旅(@lonesome_ishimoto

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