2018.11.05 FASHION

“いらない服”が笑顔に繋がる。寄付と買い物で叶えるFCPのチャリティサービス

by STYLE it.編集部

株式会社wajaがマーケット事業の1つとして運営しているプロジェクト【FASHION CHARITY PROJECT(ファッションチャリティプロジェクト)】をご存知ですか?商品提供者(=ドナー)とNPOの間に立ち、チャリティや服のリユース(再利用)に関する概念を変えていこうとするFASHION CHARITY PROJECT(以下、FCPと記載)についてCOOの小安さんにお話を伺ってきました。

株式会社wajaについてはこちらの記事をチェック

 

サスティナブルなチャリティの仕組み

ー 立ち上げのきっかけを教えてください。

寄付者が継続して寄付活動を行え、事業者が継続的に運営できるチャリティの仕組みを作りたいと思っていました。しかし日本では、チャリティは善意に基づくものという概念があるため規模が小さく、更に文化として定着していないこともあり災害発生時など一時的になりがちだと感じていました。そのため、多くの人の日常的なニーズに基づくもの、且つメリットを提示できるものであれば日本でサスティナブルなチャリティを広めることもできるのではないかと考え、立ち上げました。

 

ニーズに応え、メリットを提供する仕組み

ー 具体的にはどういった仕組みなんですか?

まず、ドナーと呼んでいる商品提供者に、FCPの中から寄付先を選択していただき、不要となった服をFCPに送ってもらいます。その商品をFCPで販売し、販売した金額をドナーさんが選んだ寄付先のNPOに送り、FCPはNPOから手数料として寄付金の40%をいただきます。売り上げの全額が寄付金扱いになるため、ドナーさんは、NPOから送られてくる寄付金の受領書を使うことで、売れた金額の50%を寄付金控除として受けられます。気持ちよく断捨離したいというニーズに対して、ただ服を捨てるだけではなく、社会貢献に繋がり、さらに寄付金控除を受けられるというメリットが提供される仕組みになっています。

ドナーさんが寄付金控除を受けるためには、NPOから年に1回届く寄付金(FCPで売れた分)の受領書を確定申告時に提出するだけです。確定申告と聞くと面倒なイメージがあると思いますが、実際は手間もそこまでかかりません。面倒というイメージも寄付をするハードルをあげていたり、そもそも寄付金控除という仕組みを知らない方も多いので、認知を広げ寄付に対するイメージを変えることが大切だと考えています。

 

リピート率が高く、利用者から愛されるサービス

ー ドナーさんやNPOからの反応はいかがですか?

社会貢献をしたいと思っていてもなかなかアクションを起こせない方がほとんどなので、ドナーさんからは、「現金を寄付するのはハードルが高いけれど、FCPなら気軽に社会貢献に参加できるのですごく嬉しい。」「服を捨てる罪悪感なく気持ちよく断捨離できる。」といった声をいただいています。一度知れば長く使っていただけるサービスなのでリピート率も高く、熱烈なドナーさんからは「FCPで売れそうな服を買うようになった。」という声もあります。

NPOはこれまで20団体ほどを支援させていただいており、「現金寄付のハードルが非常に高いことに比べて、いらない服を寄付するだけのFCPの仕組みはハードルが低いため、支援者の裾野が広がった。」という声を聞いています。

 

概念を変え、サスティナブルなマーケットをつくる

ー サービスの課題・目標は何ですか?

課題はとにかく認知ですね。立ち上げから4年で、寄付された商品の時価が1億円を突破しました。着実に伸びているとはいえ、まだまだインパクトを出せているとは言えない数字です。新しい仕組み・概念・価値観を広げることはすごく難しいですが、引き続き着実に頑張っていきたいです。

今後の動きとしては、個人のドナーさんを増やすことはもちろん、並行してファッションブランドのドナーさんを増やしたいと思っています。つい最近も某ブランドが余剰在庫を焼却処分したことで非難されていましたが、あれは処分の方法よりも、過剰な在庫が問題なので、根本的な対策としては生産調整になりますが、どんなに頑張っても余剰在庫は出て来てしまいます。ブランドイメージを保つために焼却処分を行ったのであれば、余剰在庫を寄付するという形で新しいブランディングの方法を提供できるのではないかと思っています。

我々はマーケット事業として物販を行っているため、商品が売れることは嬉しいことです。しかし、服が溢れることでゴミやムダが増えてしまうという葛藤もありました。物販を行いながらも、課題を解決し環境に優しくしていくための解決策として、FCPで服を循環させサスティナブル・ファッションに貢献していきたいと考えています。

 

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小安さんとお会いしたことがきっかけでFASHION CHARITY PROJECTの存在を知ることができ、服のリユースについて改めて考える事が出ました!断捨離をしたい方は、是非一度見ていただきたいサービスです。

 

FCPに関して:https://www.waja.co.jp/fcp/

株式会社waja:https://www.waja.co.jp/corp/

 

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